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地域貢献と「食」の安全、「高品質」の追求を原点から考える

杵築ファームがある大分県杵築市は、大分の北東部、国東半島の南部に位置し、別府湾を望む標高80メートルの緑豊かな丘陵地に位置します。温かい太陽の恵み、豊富な地下水にも恵まれた良質で肥沃な土壌をもつ果樹の栽培に適した環境です。自家保有農園面積は17.0ヘクタール(経営耕地面積36.5ヘクタール)で、ユズ/14.7ヘクタール(11,500本)、梅/2.3ヘクタール(777本)、大麦若葉/20ヘクタール(自社栽培/6ヘクタール、作業委託/14ヘクタール)の栽培管理を行い、2025年には年間収穫量はユズ250トン、梅35トン、大麦若葉300トンを見込んでおります。
 杵築ファームは、常時従業員が就農し、農林水産省発令の特別栽培農作物のガイドラインに沿った栽培管理を徹底し、良質で安全な生産を行っております。この取組は、「食」の原点である農業を通じ、環境保全の大切さを真剣に考え、サンヨーフーズグループの企業理念として「安全」「健康」「おいしさ」の追求を再確認する良い機会と捉えております。
 平成27年(2015年)10月に果樹園管理施設「杵築ファームゆずの郷」がオープン、各種イベント・会議を開催し、地域との交流、親交を深めております。また令和2(2020)年3月には農産物集出荷施設が完成し、自社農産物のほか、地域の生産者が栽培した農産物の集荷、選別、出荷作業等を行っております。
 今後の取り組みとしては、昨今“長生きしたい“ ”体を大切にしたい“ ”きれいになりたい” “美しくなりたい”との願いから、健康志向、美容やダイエットを意識したヘルシー志向が年々高まり、健康食品、サプリメント、特定保健用食品など健康補助食品の需要が増えております。杵築ファームとしても、栽培技術の向上を図り、良質でより栄養価の高い作物の開発・品種改良、新しい作物への挑戦など「健康プラスα」を意識した農業に取り組んでまいります。